fc2ブログ

Suicide Customs inc

Category : 日常

かべをあけてみみであるく





あー、やっぱバッファローチップの強い日差しと乾いた風は最高だね~~



MID WEST




と、なってるはずだった8月。ええ、ここは安城市いずみ町。2022年のSturgisを目指して三年前から進めていたプロジェクトでしたが、間に合いませんでした。ガビーーーン

ちょっとアナタ、何年かかって作ってんのよ?と突っ込みどころ満載感が否めませんが、いやちょっとそれ違うかも。ここは冷静になってもう一度自分達の原点に帰って考えてみる。イタリアのMBEで会場に居た日本人から、「勝ちたいんですか~?」とスカポンタンな質問をされて、そのときのKohの気持ちは、そりゃそーだろお前はバカか?だったわけですが、果たしてKohは勝つ為だけにバイクを創っているのかな。勝つことだけに執着してるのかな。私は即答できる。答えはNO.である。
だから今までも、きっとこれからも、自分が納得できるところまで到達できていないものを無理やり持ち込むことはナイと断言できるし、そのへんの諦めはいつだって早い。だってKohの挑戦の人生はまだまだ続くから。

7月の初めごろにはKohの中では結論は出ていて、Koh自身はもうすでに気持ちを切り替えて横ハーマンにシフトしていたように思う。しかもここまできて120キュービックのハーマンモーターを載せかえる!と言い始めた。ちょ、待って、横浜12月だよ?去年も間に合わなくて今年も間に合わないとか、まさかそんなことある?と大声で叫びたい気持ちは山々エベレストよりも高いが、そこはグっと堪えて静かに見守っている今日は8月2日。


画像はMID WESTの広告にも使用されたKohの大のお気に入りHANA号が整備で久しぶりに7月に帰ってきたときのもの。










スポンサーサイト



新しいショールームが完成しました。





2022年7月4日。もういっこのスーサイドが無事に完成しました。派手なことや賑やかなことは苦手で照れくさい私達ですので静かにこっそり本日オープンしました。このもういっこのスーサイドにはKohが世界中から集めた博物館級のオートバイが100台ほど展示してあり、広いキッチンやシャワールーム完備のゲストルームも作りました。もしよかったらコーヒーでも飲みに来てください。



suicidecustoms





なんじゃこりゃ?って感じですが、これはフランスの友人ニコが経営するEMDで私がアルバイトをした時にもらったチップのコインやイギリスの72歳の大親友グラハムと一緒に食事をした時に飲んだビールの蓋、ビルウォールレザーのビル夫妻がスーサイドに遊びに来てくれた時にエングレイビングをしてくれたエンドミルなど、私達には忘れられない大切な想い出の諸々を入り口のコンクリートに埋めてもらいました。もういっこのスーサイドのお守りです。そしてこれはただの偶然だけど22という数字はKohがAMDでワールドチャンピオンに選ばれた時のエントリーナンバーで、私はこの22を二羽の白鳥だと思っていて、白鳥は一生涯ペアを共にするということでそういう意味でも勝手に大切にしている数字です。

地鎮祭なんてやらねーよ、のKohの鶴の一声で地鎮祭も何もやらずに始まった工事で心配もしましたが誰も怪我をすることなく無事に完成してよかった。工事に携わってくださった全ての皆さんに感謝します。

もういっこのスーサイドもどうぞよろしくお願いします!










simply the best.





あれは20年前のこと。それまでアメリカのスタイルしか知らなかったKohがユーロスタイルを知り頭に稲妻が落ちた頃、オートバイの神様がKohに味方して私の妹がたまたまドイツ人と結婚し移住したのをきっかけに、デイトナのラッツホールで優勝したハウスオブサンダーのエリックが制作したシンプリーザベストを見るためだけに、なけなしの金をはたいてドイツに飛んでいきました。妹夫婦に協力してもらいながらハウスオブサンダーに到着。
ところがここで信じられないことが起こります。その日に限ってシンプリーザベストはどこかに(どこかは忘れた)展示のためにハウスオブサンダーになかったんです。(のちにKohはフレッドコドリンのバイクが見たくてまたしてもドイツまで行ったのに定休日だった為に何も見れず日本に帰ってきたというデジャブを体験する。学習能力、、、) 愕然としたKohでしたがエリックはとても親切でKohにシンプリーザベストの構造を細かく親切に教えてくれたのでした。エリックから学んだことを当時のKohの技術と環境で制作したのがメタルメンタルでした。(名前はふざけているけれど当時のKohは真剣に作りました)


それから程なくしてハウスオブサンダーはフロリダに引越し、ヨーロッパやアメリカで行われるショウには見る側から出る側へとKoh自身も変化していって、シンプリーザベストは写真集の中だけの、夢の中の夢のバイクになった。



simply the best




と思っていた。それが、20年の歳月を経て




simply the best




今度はシンプリーザベストの方から




simply the best




海を渡ってKohの許へ来てくれた。Kohの走る教科書として。




simply the best




嬉しすぎて表情がおかしくなるKoh. 前日から興奮して眠れなかったらしい。「俺はね、鈍感だからこうして本物を見たり触ったりしないと形を理解することが出来ないんだよね。俺はいつも集中する時にはバイクごと部屋の中に入れてその横で眠ったりするだろ?そうやって一緒に暮らさないと俺には形を理解することが出来ないんだよ。そこがいつも俺の才能が無いところだなぁと思うんだけど、そんなことしなくても創造する力に長けてたりする人っているんだよ。それが俺にとってはサツマのサッチャンだったりする訳なんだけど俺にはそこんところの才能が昔から欠けてるんだよね。」と言っていた。
普段はケチを通り越してドケチ生活を続けるKoh. 「若い奴が金を稼げなくてそれでもやりたいことがあって節約して生活するのと、ある程度の金が稼げるようになった今でも勉強したくて研究したくてそのために若い頃のような慎ましい生活を続けている俺を一緒にされるとそれはちょっと違うんじゃないのか?と思うよね。」と少し厳しい顔をして話してくれるKohは良い表情をしていて大変素敵だと思う。












suicide spring customs.





20220307





スーサイドの中のKohの部屋をどんな名前にしようか?と相談された時、私の意見は「Worlds end」だったんだけど即却下になって結局「Prism antiques」になったんだけど、あの時Kohに却下されて本当に良かったと今は思う。




小学生の頃、社会の授業で世界終末時計(doomsday clock)の存在を習った。子どもながらにすごく怖くて心配で布団の中で泣いた。翌朝、父に「核戦争って本当に起こるかもしれないの?」と聞いたら、「人間はそんなにバカじゃないから大丈夫だよ」と言ってくれて、あーお父さんがそう言うなら絶対大丈夫だな、とその日からはあまり考えなくなった。


もういっこのスーサイドの工事が着々と進んでいて、たまに散歩がてら見に行くんだけれど今の季節は梅が満開でとっても良い匂いがする。梅の色も紅白で、こいつぁ春から縁起がいいな~と嬉しく思う反面、こうしてここでは真面目に働いて建物を建てている人がいて、世界のどっかでは誰かが真面目に働いて建てた建物をボタンひとつでぶっ壊してるバカがいる。そんなことを考えながら子どものころに聞いた父の言葉を想い出しました。












記憶の引き出し





ある日AEEの素敵なTシャツを見つけたので画像をKohに送ると、「あーこのバイクはね、スポーツスターの二機がけでbig twinという名前のトライクだね。元々はAEEが制作したバイクなんだけど2000年代にレストアされて、そのときにペイントをしたのがライアン(カウンツカスタムズの)だよ。そのテレビ番組に一緒に出てたのがヨセミテサムが制作したトライアンフ。今そのトライアンフを持ってるのが俺。ヒストリーは大事。」 と長~い返事が来た。蓮根の穴がオリジナルだということを知らない人とは思えない。




20220222




本人曰く、バイク以外のことに全く興味がないから他の事を憶える必要がない、だから他の人よりも憶えなくちゃいけないことが少ないからバイクのことがたくさん頭に入ってくるし出ていかないんだと思う、と言っていた。なんか説得力ある。たしかにこのバイク素敵だよねと話すと、誰が何年に作って何年に発行された雑誌の何ページに載ってた、とかビックリするほど鮮明に憶えていて毎回驚くと共に感心する。記憶の引き出しを開けてその中からたくさんの情報が次から次へと出てくる。まるでスクショしたものを目の前で読んでいるかのように話してくれる。だがしかし世界中の人々が当たり前のように知っているユニクロのフリースが体を温めてくれることは知らない。




20220222




ずっと昔、私はKohの極端過ぎる性質が理解できずに苦しんでいた時期があった。どうしてなの?どうしてだろう?私の頭の中はどうしてどうしてでいっぱいで、理解したいのに理解できなくて淋しかった。それが、NHKで映画レインマンの主人公ダスティンホフマン演じるレイモンドのモデルといわれている人物のドキュメンタリーを偶然観たときにスーーーッと腑に落ちてそれからは今まで苦しかったKohの行動や言動が私にとって大きな魅力に変わった。そしてそれらは全部Kohにとって必要不可欠なんだと納得できるようになった。それをKohに話したら、「随分と失礼だな!俺は至って普通の人間だ!」と怒っていた。まあ確かにあんな天才と一緒にしたら笑われちゃうだろうけど、だけどやっぱりあのドキュメンタリーは私を救ってくれたと今も思っている。



20220301











カウンター

プロフィール

suicideistoms

Author:suicideistoms
Welcome to Suicide Customs Blog

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

Top