XS650
秘密部屋プリズムの中に研究材料の資料が散らばっている。毎回とことん勉強して徹底的に調べてからカスタムに入るので、新しいプロジェクトが始まる前の研究の時間がめちゃくちゃ長いKoh。資料には何かを計算した数字だったり、簡単な絵だったり、長年温めてきた計画だったりの、本人にしか分からないメモ書きがたくさん残っている。集中している時のKohは、「頼むから俺に近づかないでくれないか、ひとりにしてくれ、俺に話しかけるな!」と、
お腹すいたんじゃない?何か食べる?Kohを心配して私が声をかけようものなら、「俺に指図をするな!食事くらい俺の好きな時間に食べさせてくれよ、俺が決める、食べる時間も食べるものも全部俺が決めるんだー!」と怒鳴り散らされる。あなた何時代の人ですか?とツッコミどころ満載なのだけれど、そんなことを言ったら火に油を注ぐようなもの。昔はそんなKohの一語一句にいちいち傷ついたりしていたもんだが、今となっては、あーまた始まりましたか気の済むまでどーぞどーぞ、とほかっておく。

以下、Kohの説明です。
「ボトムケースにキャリパー一体型のフロント周りを製作中なんだけど、通常のスポークホイールだとハブからリムの角度が付いていてボトムケースとスポークの隙間がすごく少ないだろ?だからキャリパーを加工しなければいけないんだけど、キャリパーを一から作っても幅が狭すぎてキャリパー自体がペラペラになってしまうんだよ。なので今回はスポークホイールに見えるようにビレットでホイールを作って、そこにキャリパーが入るスペースを確保したんだ。今回のプロジェクトはホイールに使用するタイヤとエンジン以外はすべてSuicideCustoms製になるってわけ。ちなみにエンジンはXS650だぜ!」

Kohがどんなにメチャクチャでも、こういうものを見せられると私は黙ってしまう。宇宙みたいに広がるKohの頭の中。ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる
スポンサーサイト
ディスカバリーチャンネル
スペインからこんにちは
本日夕方、A-リー氏がセントレア空港を飛び立ちました。最初っから最後までドッタンバッタングッチャグチャな日々で申し訳ありませんでしたが、私たちにとって大変心に残る時間を過ごさせていただきました。人生は選択と決断の連続。その選択と決断を後に正しかったと思えるかどーかは結局のところ自分次第。そして周りにいる人たちを冷静な目で見渡せば自分の価値も自ずと見えてくるはず。類は友を呼ぶのだ。

さて、余韻に浸るクセのある私と、さっさと頭を切り替えるKoh. 空港内にあるスターバックスでコーヒーを買って急いでスーサイドに戻ります。あー、たまにはゆっくりコーヒーが飲んでみたい。
スーサイドに戻るとスペインのLからメールが届いていた。DTのXS650をLのH.Pで紹介してくれたらしい。スペインから発信しているLSR Bikesという、、何のH.Pだろう? とにかく全てがスペイン語なので何が書いてあるのかサッパリ分かりませんが、たぶん褒めてくれていると思います(笑)
他にも素敵なオートバイがたくさん載っていますので、もしよろしかったらお時間のあるときにでもご覧くださいませ。
L、グラシアス!!!
LSR Bikes.
今朝、出勤するとスペインからメッセージが届いていた。
お目当てはこちらのXS650.

言わずと知れたDTの私物。
スーサイドとは別の部門でカスタムしたものですが、あまりに反響が大きいのと愛してくれるファンが多いのでスーサイドのホームページのカスタムバイクのカテゴリーにも特別出演。今回のメールもスペインのバイク雑誌にこのXS650を載せてもいいか?とわざわざ連絡をしてきてくれたもの。返信はまだしてないけれど、もちろん答えはYES!です。
と、こうしてブログを書いてたら今度はフランスから、「ブログ見てるよ!君達の仕事は素晴らしい!!」 とメールが、、、いったいどうなってるんでしょーか。前からチラホラとはあったけど、、、最近やたらと外国の人達からメッセージが届きます。
みんながどういう経緯をたどってスーサイドに辿り着いてくれているのか分からないけど、、、
素直に、とっても嬉しいです。