カスタムとは何ぞや
こちらは昨夜テスト走行していたヒライアンフのベロシティ。複合機でつくりました。

「どうしていろんなものを自分でつくりたくなったの?」 と何気なく聞いたことへのKohの返答が実に素敵だった。
「自分の中でカスタムバイクとは、フレームはパイプからタンクフェンダーは板から、というのが当たり前にあって、もちろんそれを一生懸命やってきたわけだけど、僕の創ったカスタムバイクを見たいろんな人達が、「わー、凄いフォークだね」「うん、トーレだよ」、「へー、素敵なトリプルだね」「うん、ゴールダマーだよ」、「うほー、すごいハンドルの仕組みだね」「うん、カスタムサイクルコントロールだよ」、「かっこいいミッションだね」「うん、ベイカーだよ」、「シンプルなブレーキだね」「うん、カスタムテックだよ」、、、、こんなふうに毎回質問されて答えているうちに、「あれ?僕はこのバイクの何を創ったんだ?しかも挙句の果てにはエンジンはハーレーダビッドソンだし、、、これじゃあ僕が創ったカスタムバイクとは言えないんじゃないか?お金を出せば誰でも組み立てられるものを僕はつくっているのか?」 という恐ろしい疑問に気が付いてしまって、もう頭の中が真っ白になったんだよ」
このようなことを一生懸命に話してくれる時のKohが、本当に面白くて可笑しくて、こういう人で本当によかったなあ、と心の底から嬉しくなるのです。
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出逢い
生きていると時々、とんでもなく面白いことや、信じられないくらい素敵なことが起こることがある。

彗星のごとくスーサイドに現れたK島氏。お腹がよじれるほど面白くて、ほっぺたをつねりたくなるくらい素敵な出会いでした。またいつかお逢いできますように、そして今度再会する時も今日と同じ衣装で来て下さいますように!!と神様仏様にお願いして今夜は眠りたいと思います。
そして、素敵であろう出逢いがもうひとつ。
今月から新しいスタッフが加わりました。ARです、どうぞよろしく。ネルソン・マンデラ氏が言っていました。「成功する為に大切なのは、どこから始めるのかではなく、どれだけ高く目標を定めるかである。」 この言葉の通りだと思います。これから先の人生をスーサイドと共に、志を高く持ち同じ目標に向かって突き進む同志になってくれることを期待します。
Triumph

スーサイドとは違う部門のお仕事ですが、今日はトライアンフの納車日でした。

年に3度は仕事でロンドンに行く誰かさんが言っていたけれど、ロンドンには青い車が多いらしい。青い車を見かけるたびに、何でだろう?と考えていたそーだ。で、ある日突然、あーそういうことか!!と気がついた。ロンドンの空は1年を通してグレー。そのグレーに1番似合うのが青色なのだと。
ここはもちろんロンドンじゃないけど、今日は空が曇っていてグレーっぽいのに空気が青く、おまけにトライアンフも淡い青色で、それがやけにしっくりきて素敵だった。私は今流行りのアンティーク加工してある写真が好きではないのだけれど、こんなふうにグレーとブルーが自然に混ざり合ってる感じは大変好みです。

エンジンを温めていたら日も暮れ始めて、さぁいよいよトラが新しいお家に帰る時間がやってまいりました。大切にしてもらえますように、と願いを込めて見えなくなるまで見送りました。