Suicide Customs inc

Date : 2010年09月

bill wall leather

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僕がこの会社を立ちあげるまでの数年間は、かなり憂鬱になるくらい貧乏でした。とはいっても 収入が少なかったわけではなく、むしろ かなり稼ぐサラリーマンでした。貧乏の理由は、稼げるだけ稼いで収入の殆どを設備に投資していたからです。今まで身に着けていた高価なものは全て売っぱらってお金に換え、海外に勉強しに行くための軍資金にしたりもしていました。
その頃に乗っていた車もボロボロの軽自動車で、服装も一応ディッキーズでしたが ものすごいボロで 破れた部分を自分で縫って大切に着ていました。ベルトも持ってなくて腰の部分を1度折り返して穿いていました。その中でも1番みすぼらしかったのは財布。100円ショップで買ったペラペラのファスナー付きの袋、これが ぼくの財布でした。どこへ行くにも この財布。ヨーロッパに行くときも、カナダに行くときも このペラペラ財布。どこからどう見ても貧乏丸出し。でも、ちっとも恥ずかしくなんてなかった。そんな見た目のことよりも、設備のないことの方が恥ずかしかったし、何より その頃の僕は海外に行って沢山のことを吸収したくて仕方なかった。その後もペラペラ財布は何年も使っていて、会社が軌道に乗るころにはファスナーもぶっ壊れ 僕のポケットの中は いつも財布からこぼれおちた小銭がチャりチャリ音を鳴らしていました。
ある日、高校時代の親友が結婚することになり、結婚式に呼ばれました。なんにも持ってない僕。僕を結婚式に呼んでくれた親友はアパレル業界で働くオシャレさん。  うぅぅ、、これはちょっとはずかしいなぁ… 
こんなひょんなことがきっかけで、僕は ずっとずっと憧れていたBWLの財布とベルトを手に入れることになりました。
僕はずっと「私腹を肥やすヤツは商売に失敗する」と考えていたので、自分の物を買うのは もう10年ぶりくらいでした。 そして 思ったこと。 値段は高いけど良いものを手に入れるとテンションが上がる、ということ。  笑
長いこと 買い物してなかったので こういう気持ちを忘れていました。

ダラダラ長くなってしまいましたが、何が言いたかったかといいますと やはり良いものは値段もすこぶる高い。でも説得力があるんですね、商品に。流石、なんです。お客さんを説得させてしまう文句なしのクオリティーと素材の良さ。 分野は違えど、同じ物作りをする職人として 原点を見せてもらった気がしました。
そして、その後 偶然にもbillwall本人に会う機会があり、その翌年、僕は自分の造るカスタムバイクのシートをBWLに張ってもらうこととなります。


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