2011
Kohさんの溶接するときの手が好きだ。独特のカタチになる。そのKohさんに溶接を教えられている伊達君も同じ手のカタチで溶接する。溶接跡の美しさは雲泥の差があるけれど、数年もすれば すぐに追いつくだろう。
毎日、毎日、同じことを繰り返し繰り返し努力する。いつまでこんなことばかりしてるんだろう、、、 苦しくなって顔を上げてみれば、同じ場所で足踏みしてたとばかり思っていたのに随分と遠いところまで歩いていたりするものです。
でも、大半の人は そこに辿り着く前に諦めたり、自己満足して止まってしまう。向上心を失ったら後は下るだけの人生が待っている。
10年前、W.C.Cに行った時に 大して歳も変わらないJシー氏が日本のカスタム屋では見たことも無い機械を揃えてクールなカスタムバイクを沢山造っていた。愕然とした。日本に戻り、何年もかかって死に物狂いで設備を調えました。今でもDVDでその頃のW.C.Cを見るたびに、「あの頃はさ、いいなー、すげーなー、と思ったけど、今見れば普通だもんねー。」と笑うKohさん。
究極を追及する事だけを考えて生きているから休憩する事すら恐れるKohさん。だから眠らずに働いて働いて働きまくる。生意気で強気な言動の裏側には、誰にも見せない苦悩と努力があります。
そんなふうに長い間ずっと孤独を選択してきたKohさんでしたが、今年は少し違った気がします。
Kohさんを理解し、認め、共感してくれる人達に沢山巡り会い、Kohさん自身が喜びを感じ、受け入れ、変化し、成長した年であったように思います。
「質の良いものを創っていれば、質の良い人達が集まって来てくれると僕は信じてるんだ。」
Kohさんの言葉通りになりました。
今まで ずっとふたりぼっちだと思って生きてきたけれど、もう私たちはふたりぼっちではないみたいです。
私は明日からお休みをいただきますが、Kohさんは変わらず夜中まで作業しております(笑)
元旦も二日もカスタムの打ち合わせがそれぞれ入ってる、という信じられない状況。そういえばY木氏も来るって言ってたなー KohさんもKohさんなら、お客さんもお客さんです(笑)
そんな親愛なる方々へ とびっきりの愛と感謝を込めて。
SuicideCustoms
スポンサーサイト