三次元測定機でガソリンタンクを測る
今日も良く晴れて、Kohのお布団と枕がフカフカ。

Kohの老後のお楽しみプロジェクトでもあるシューボックス。出番が来るその日まで、今は布団干し竿として大活躍してくれている。私はKohのこういう価値観をとても気に入っている。
照れ屋なKohは、初対面の人にお金の話を露骨に話す癖がある。これは完全なるKohの照れ隠しの業なのだが、そんなKohのデリケート(?)な部分は理解されるはずもなく、大抵の人はギョッとしたり顔が引きつったりする。けれど本人はお構いなしに下品なお金の話を続ける。当然の如く、「イヤな奴」 として誤解されることが多いのだが、Kohが本当にそのような下衆(ゲス)な人種ならば、シューボックスに布団を干したりはしないんじゃないかと思う。なんか上手く言えないけれど、こういう光景を見るたびに私はいつもそう思うのだ。

「ねーすっごいトリプルツリーが出来ちゃった!まだ途中だけどちょっと見てくれる?」と興奮して見せてくれたまだ未完成のCADデータ。「わー、いーね!ところで何のトリプル?」
「近ラーリのだよ!」「え?もう完成してなかったっけ?」「うん、もう一度つくり直すんだ!」「えーーーー!?!!」 というわけで、また一から創り直すらしい近ラーリのトリプルツリー。まあ気の済むまでつくってくださいな。

で、だいぶ前に仮で完成していた近ラーリのガソリンタンク。上側の表面には美しいリブが並び、同じく美しいリブが並ぶキャップを閉めると、キャップとタンクのそれぞれのリブが、ピッタリキッチリバッチリと数ミリの狂いも無く素晴らしく揃うっていう、実にKohらしい造形。だがしかし、先日そのタンクを三次元測定機で測ってデータをCADに取り込み、今から上半分をCNCで削り出してつくるとか何とか言い出しました。もう複雑すぎてなんのこっちゃいな?という、もはや私の理解と知識では説明できないゾーンに突入していく近ラーリ。
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