YOSEMITE SAM'S CHECK MATE..
旅から帰ってきても、今夜は疲れたから明日から仕事しようね!とは絶対にならないKoh. 空港からすぐに仕事に戻る。もう自宅とか要らないんじゃないの?といつも思うのだけれど、スーサイドは工業地帯の中の工場なので住民登録ができないんですって。それで仕方なしに他の場所に家を持っている、という切なすぎるKohの住宅事情。こういうところがホントに笑える。

アメリカから持って帰ってきた1973年に発行された雑誌に、Kohの宝物の中のひとつであるヨセミテ・サム製作のチェックメイトが何ページにも特集されていた!あー、もー、なんて素敵なの!?

ニヤリングが止まらないKoh、と思いきや何だか様子がおかしい。高い保険料を払っている割には滅多なことでは病院に行かない優秀な日本国民であるKohが、病院へ行くと言い出した。ちょ、ちょっと、大丈夫??普段から弱音なんて吐かない人が突然こんなこと言いだすと死んじゃうんじゃないか?と心の底から心配になる。そんな私の心配をよそにさっさとひとりで病院へ行ってすぐに戻ってきた。「僕ね、すっごい熱があるんだって。病院の先生がビックリしてた」 え?まじですか(まさかの39度あったらしい) 「インフルエンザだといけないからって先生が長い棒を鼻の穴に入れようとしたんだよ。僕に何てことをしようとするんだ!と怒ったらやめてくれたからホッとしたよ、ったくもー」 だってさ。こりゃ当分死なないわ。よかったよかった

薬が効いたのか、その後ソファに撃沈する。静かでよい。
帰国後、なぜだか森脇 緑さん(POPヨシムラのお孫さんでありモリワキの娘さんである)のドキュメンタリー番組を見せられた。何でこのタイミングで?と思いながら観ていたのだけれど、もう途中から涙腺が爆発した。涙鼻水ずるずるの私に気付いているのかいないのか、ただ淡々と静かに観ていた。たぶんだけど、このときの私達は同じ気持ちだったと思う。Kohとは長く一緒にいるけれど、いったい本当はどんな人なのかがイマイチ掴めない、というか、本心を見せようとしないし話してくれないし、まあ私もそんなに深くは知らなくていい、という性分なのでちょうどいいんだけど(いいのか?)、こういうときに、あーこういう人でホントによかったなぁと思うんだ。
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