Victorious 22. やっと見つけたが撃沈

そして翌日も見つけることが出来ない。建物の二階に在るような気がしてきたが、ドアの暗証番号が分からないから入れない。

この日は日差しが強くてもうこれ以上ここにいたら干からびるよね?と思っていたところにイギリスから来たと思われる若者を建物の中へ案内しているおばあちゃんを発見。もうこのおばあちゃんを逃したら二度と建物の中に入るチャンスはない。だがしかし、誰かに頼るのが嫌いなKohは自分で何とかするからいいと言う。いやいやあなたの人を頼らずに自分の力だけで動く姿勢はいつも尊敬してるけど今は頼ってもいいと思うよ?いつも人に頼ってばかりの私がここはズカズカとおばあちゃんに頼らせていただきます!
「す、すみません。ここのお店を探しているのですが知りませんか?」
あー、Aのお店ね!知ってる知ってる!Aとは仲良しなの。今すぐメールしてあげるわ!
というわけで、いつでもどこでもすぐに人を頼る私のダメッぷりがここでは功を成し、2日がかりのミッションはたったの1分で解決した。

ドアを開けてもらい建物の中へ。エレベーターが古すぎて命の危険を感じたので階段を上る。足取りはもちろん軽い。ひゃっほー


やっと見つけた。やっと来れた。近かったけど遠かった。感無量である。だがしかし世の中そんなに甘くはなかった。やっと逢えると思ったがそうは問屋がおろさない、ダウンタウンの問屋街だけに。
親切なおばあちゃんにAからメールの返信が入り、「えーっとね、今日はもう戻って来れないんだって。あなた達に逢えなくてとても残念だと言ってるわ。Kohのメールアドレスにあとから連絡入れるって!」 がびーーーん でも約束もせずに突然来た私達が悪い。ごめんなさい。

まあやれることは全部やった。それにおばあちゃんに逢えて幸せだったし、おばあちゃんと一緒にいた老犬デイジーとも仲良くなれた。私達にとって価値のある時間だったはずだ。
Victorious 22のオーナーのFはBillの長年の親友であり大人気ドラマ、サンズオブアナーキーでも共に衣装やジュエリーを提供していた良きライバルでもある。そしておばあちゃんと仲良しのAはFを公私共に支えるパートナー。
この話には続きがあって、日本へ戻ってから嬉しいことが次々に起こった。写真集が届いたのも嬉しかったことのひとつ。

いつかこのこともブログに書こうと思う。
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