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Suicide Customs inc

Date : 2024年05月10日

CYCLE Showcase St.louis. Cycle Source Magazine.



ミッシーから購入した写真を持ってミッシーと私はカレン夫妻の許へ走った。

時差ぼけで早朝に目が覚めてホテルの窓から外を見ると、街がまだ眠っている中、カレン夫妻が乗るサイクルソースマガジンのバンが朝日と共に会場に向かって走っていた。誰よりも早く会場入りして、展示してあるそれぞれのカスタムバイクを丁寧に撮影して、一台ずつ説明をしながら動画を撮っていた彼等。いつも熱心に働く姿は皆から尊敬されている。2023年にクリスはハムスターズになった。
私達がカレン夫妻に初めてお逢いしたのは2023年のスタージスでした。こう見えて引っ込み思案の私達が遠慮がちに会場の一番隅っこにスピードスターとトリビュートハーマンを置くと、ショウの司会者である男性がマイクで大きな声で、「おーい!そこの二台のバイク!!素晴らしいからステージの目の前まで移動させてくれー!」 と大勢の前で言われてビックリしすぎてボーっとしていたら、ひとりの女性が、こっちこっち!と誘導してくれた。その司会者の男性がクリス カレン、誘導してくれた女性がヘザー カレンでした。そしてKohのスピードスターとトリビュートハーマンは連日優勝し続け、最終日にバッファローチップの主催者の奥様マリリンからキング オブ スタージスをKohに贈りたいのですが受け取ってくれますか?と連絡をいただいてKohは表彰式の舞台に立ちました。


機材の片づけで忙しくしていたお二人にサインをお願いしたら快く受け入れてくれた。リトルイングリッシュの私なのでミッシーにも手伝ってもらいながら一生懸命に私の気持ちを伝えました。

「Kohに沢山のチャンスと希望を与えてくれて有り難うございます。Kohは日本ではあまり評価を得られません。その理由は彼自身にもあまりよく分かっていませんが、自分なりに考え込む日々がありました。新しいアイデアや、難しい構造を考え、それを実現させても、ほとんどの人に理解されない。だからわざと分かりやすい構造に変更したり工夫をしていました。本当はもっと複雑なことが出来るのに、意図的にそれをやらない。そのような葛藤を見ているのが辛い日もありましたけれど、あなたたちがKohを見つけてくれて、間違いないと言ってくれた。そしてキング オブ スタージスになった。それが彼を慰め、どれだけの自信を与えてくれたことか。心から感謝しています。この写真をKohのオフィスに飾ります。Kohを導いてくれたお二人にいつも見守ってもらいながら、これからもKohはカスタムバイクを創り続けると思います。」 

ヘザーは口をあんぐりと開けて、信じられないという表情でクリスとミッシーの顔を何度も繰り返し見ては肩を竦めて私を見ました。そしてヘザーとクリスは少し話をして、そのあと私にこの画面を見せてくれました。


IMG_3723.jpg



もう胸が熱くなりすぎて目には涙が溜まっていたと思う。クリスも、強い表情でうんうんと頷いてハグをしてくれた。ヘザーともハグをしてミッシーともハグをして私達は駐車場で、またね!とバイバイをしました。余談ですが、Kohがキング オブ スタージスに選ばれた時に心無い言葉をかけられたことがありました。俺は黄色いバイクには興味ない、みたいなこと。そしたらヘザーが、「私達がスタージスで宿泊していたホテルは美しい黄色の部屋でとても素晴らしかったわ。あなたも今度泊まってみたら?」 というようなことをその人に言っていた。随分と頭の良い人だなぁ、と感心しましたが、そんなヘザーとクリスが、この言葉の通りにKohを2ヶ月後にサイクルソースマガジンの表紙に導いてくれることになります。


この話にはオチがあって、このガラスケースに入ったお二人の写真を絶対の絶対に割らないようにバスタオルでぐるぐる巻きにして日本へ無事に持って帰ったのに、いつも寝ているKohの設計する部屋のベッドに置いてホッと一息した途端に、まさか、まさかの自分の足で踏んで割るという、、、もう自分でも信じられない大失態をしでかした私。私らしいといつもは笑うところですが、さすがの私でも笑えませんでした。Kohがどれだけガックリするだろうと考えただけで悲しくなりましたが、こういう時はケロッとしていて、まぁこれも含めて全てが良い想い出になっただろう?と笑っていました。いつも怒ってばかりいるのにこういうときは笑うんだ。不思議な人だなぁと感謝しながら今はサランラップでぐるぐる巻きにして飾ってあります。ご、ごめん、、、ヘザー、クリス、そしてミッシー、、、口が裂けても割っちゃったんだよね~とは言えない、、、、、










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