Suicide Customs inc

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スーサイドという場所





ARをいよいよスーサイドにお迎えしますよよろしくね、となったころ、自分は坂口さん(Kohのこと)に受け入れられますかね、みたいな話になったことがある。そのとき、私はこう答えました。


「乱暴な言い方をすれば、実際のところ人間性なんてどうでもいいんです。ARさんが殺人犯でも、泥棒でも、嫌われ者でも何でも構わない。Kohの仕事を理解し同じ志を持ってスーサイドに尽くしてくれるのなら人柄なんていうのはどうでもいいんです。」


その2カ月後、ARは、「スーサイドの役に立つ為に来ました。」と、スーサイドファミリーになってくれました。




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Kohは、仲間内で盛り上がって楽しく仕事をしようなんてことは、これっぽっちも考えてはいません。一緒に働く仲間を大切に想う気持ちは人それぞれで、Kohの場合は、仲良く呑みに出かけたり、旨いものを食べに連れて行ったり、ということをほとんどしないし、自分の考えを語ったり、相談事を親身になって聞いてあげたり、ということの類は全くと言っていいほどしない。それを冷たい、だとか面倒見が悪い、という人もいるだろうけれど、Kohはそのような意味での深い付き合いを嫌う。


その一方で、自分は半額シールの貼られたパンをかじっていても、スーサイドで働くみんなにはちゃんとした食事を用意する優しさを持っている。これは口で言うのは簡単だが、なかなか出来ることじゃない。誰だって美味しいものが食べたい。貧乏じゃなければ尚更だ。ちなみに、現在のKohは貧乏ではない。

最近ではスーサイドもすっかり大所帯になってきたので、夕食は大抵の場合、私が作っている。がしかし、毎晩みんなの夕食を準備するからといって、私が特別気のきく女、というわけではないし、人一倍従業員思いだ、とか、尽くすタイプなんだね、とかそういう心温まる絆の成せる技、では全くない。なので辞めていく人のことは次の日からスッパリ忘れるし、あんなにやってあげたのにこんなにやってあげたのに、などという恩着せがましい感情も残らない。では、なぜ私が自分の家族でもない人達の夕食を毎晩毎晩心を込めて作るのか。それは、Kohが私を大切にするからである。だから私もスーサイドで働いてくれているみんなを心から大切にする。そして辞めた途端にその愛情はプッツリと無くなる。絆でも信頼でも何でもない、単純明快な愛情でしかないのだ。もちろんスーサイドのみんなは、毎晩ごはんを作ってもらえるからって私にその愛を返してくれなくていい。そのそれぞれに感じた愛情を、仕事でKohに返してくれればそれでいいのである。毎日の食事代は明朗会計なのだ。



私は仕事でかかわる取引先、銀行、会計事務所等、全ての人達に大変親切にされる。それは私が良い人、だからでは決してない。Kohが格好良いカスタムバイクがつくれるから、でももちろんない。理由はたったひとつだけ、Kohがきちんとした仕事をしてくれているからなのである。そこを絶対に勘違いしてはいけない。なぜ自分は自分の周りにいる人達に親切にされるのか、もしくは親切にされないのか。その辺のことを考えてみればすぐに答えが出る。


大切に守られていることを自覚し、受けた想いや恩をどのような方法で返すのか。自分の出来ることを模索し、行動することこそが、自分のやるべきこと、与えられた仕事である。




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格好の良いオートバイ云々の前に、こういう仕事を我々は毎日黙々とこなしている、ただそれだけなのである。それを教えてくれたのがKohなのだ。学ぶのも自分、学ばないのも自分次第。




















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