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ただの私



「Just me!」 大好きな本の題名(著者ヨーコ・オノ)

私は本を読むことが好きです。ですが、月に何冊読んでる、とか、村上春樹の新作は外せない、とか、そういう類の読書家ではない。

大好きな本を何度も何度も読むのが好きだ。

同じ本でも、その時の感情や心情でまるで違うものを読んでいるような感覚になる。

大好きになる本は大好きな人が書いていることが多い。同じような考え、もしくは似たような価値観の人の書く文章はスラスラと気持ちよく心の奥底まで入ってきてくれる。そしていろんなことに気づかせてくれるのだ。気づいたことを忘れたくなくて、私は何度もそれらの本を読み返す。昨夜もそんな夜だった。


もともと隣りにいても淋しく感じさせる人だけど、離れているのもなかなか淋しい。





1


もう2年?いや3年になるだろーか。ツインカムのエンジンを磨きに必ず1週間に一度はスーサイドに通ってくれているT川氏。そう、磨きすぎてひとまわり小さくなっちゃったと噂のあのエンジンです。夕食はスタッフもお客さんもみんなで一緒に食べるので、この数年間、週に一度はT川氏と一緒に食事をしている、ということになる。が、楽しく過ごすふうでもなく、盛り上がるわけでもなく、語り合うわけでもない(笑)



2


情熱といっても人それぞれで、本気といっても人それぞれ。夢も希望も努力も根性も気合も感情も責任も、すべてが人それぞれ。燃えたぎるような情熱を語る人が本当の情熱を持っているかといえば、そこんところはずいぶんと怪しい。夢を叶える人に夢を語る閑はない。

Kohは昔から、「自分なんかは人の何倍も努力しないと追いつけないんだ。」 などと言っていたが、私から見たら追いつけないどころか他の人たちよりも何年も先を行っているようにしか思えなかった。なのにいつも不安で、眠ってる間にも誰かに追い越されるんじゃないか、とかなんとか言いながら眠ることも嫌がっていた。それは今も変わらずに続いている。満足できない気持ちがKohを突き動かしている。


3


滝ボルギーニのシートパン。これが完成したらマリブへオーダーしに行くのだが、どういうわけか同じシートパンを3つもつくっている。


「ひとつはビルウォールレザーにオーダーする。Billには爬虫類系でシンプルにはってもらうけど、もしかしたらデザインがバイクに合わないかもしれない。だからもうひとつは何にもない普通の革にしてみるんだ。で、もうひとつは普段用に。その二つは僕からT川さんへのプレゼントだよ。」



こういうことばっかりやってるから一台完成させるのに膨大な時間がかかる。


自分やショップの名前を有名にすることに必死になってる人、もしくは自分の技量や知識をひけらかして他人に称賛されたり注目されたりすることが大好きな人もいるけれど、Kohの場合はスーサイドに仕事を依頼して下さった方々が恥をかかないように、という考え一筋の人である。


以前、サンダーヘッドが完成した時に

「O野さんがどこに持って行っても誰に見せても恥ずかしくないものを僕は創ったつもりだよ。」


と言っていたのが印象的だった。


このバイクをつまみに今夜はいっぱい呑めちゃうなー! なんて言わない人で本当によかった。



私が発信していかなければKohは黙々とカスタムしてるだけの人だったと思う。SNSでみんなにボクちんのつくったかっちょいいバイクを見てほしい!!なんて微塵も思わない人だから。あくまでもKohにとってカスタムとは、自分に託して下さったオーナー様のためのもの、なのです。







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