Suicide Customs inc

Category : 日常

YOSEMITE SAM'S CHECK MATE..







旅から帰ってきても、今夜は疲れたから明日から仕事しようね!とは絶対にならないKoh. 空港からすぐに仕事に戻る。もう自宅とか要らないんじゃないの?といつも思うのだけれど、スーサイドは工業地帯の中の工場なので住民登録ができないんですって。それで仕方なしに他の場所に家を持っている、という切なすぎるKohの住宅事情。こういうところがホントに笑える。




20170322





アメリカから持って帰ってきた1973年に発行された雑誌に、Kohの宝物の中のひとつであるヨセミテ・サム製作のチェックメイトが何ページにも特集されていた!あー、もー、なんて素敵なの!?






20170322





ニヤリングが止まらないKoh、と思いきや何だか様子がおかしい。高い保険料を払っている割には滅多なことでは病院に行かない優秀な日本国民であるKohが、病院へ行くと言い出した。ちょ、ちょっと、大丈夫??普段から弱音なんて吐かない人が突然こんなこと言いだすと死んじゃうんじゃないか?と心の底から心配になる。そんな私の心配をよそにさっさとひとりで病院へ行ってすぐに戻ってきた。「僕ね、すっごい熱があるんだって。病院の先生がビックリしてた」 え?まじですか(まさかの39度あったらしい) 「インフルエンザだといけないからって先生が長い棒を鼻の穴に入れようとしたんだよ。僕に何てことをしようとするんだ!と怒ったらやめてくれたからホッとしたよ、ったくもー」 だってさ。こりゃ当分死なないわ。よかったよかった





20170322




薬が効いたのか、その後ソファに撃沈する。静かでよい。


帰国後、なぜだか森脇 緑さん(POPヨシムラのお孫さんでありモリワキの娘さんである)のドキュメンタリー番組を見せられた。何でこのタイミングで?と思いながら観ていたのだけれど、もう途中から涙腺が爆発した。涙鼻水ずるずるの私に気付いているのかいないのか、ただ淡々と静かに観ていた。たぶんだけど、このときの私達は同じ気持ちだったと思う。Kohとは長く一緒にいるけれど、いったい本当はどんな人なのかがイマイチ掴めない、というか、本心を見せようとしないし話してくれないし、まあ私もそんなに深くは知らなくていい、という性分なのでちょうどいいんだけど(いいのか?)、こういうときに、あーこういう人でホントによかったなぁと思うんだ。













DENVER`S CHOPPERS.





息を飲むような素晴らしい景色を目の前にしても、オートバイの美しさに比べたらどうってことない、という人なので世界のどこへ行っても観光も買い物もしない。強いて言うならばオートバイ関連の本だけはいつもどっさり買い込んでくるけれど、最近は本もあまり買わなくなった(昔は自分の私物を空港のゴミ箱に捨ててでも本を優先して持って帰って来た) 思い出の品を自分に買ったり、家族(恋人も含む)にお土産を買ったりする行為を軽蔑するような人である。そして自分自身も誰かにそれを望まない。





20170318





でーすーがー、とびっきりなオートバイ、もしくは部品を見つけると買ってしまうオートバイ依存症、又の名をカスタム症候群を患っているKoh. 「ねえ、すっごくかっこいいだろ?このフレーム、デンバーズだぜ!」 泊まるホテルや借りるレンタカー、その他食べるもの着るものすべてに何のこだわりもない、むしろこだわりたくない、そんな余計なことにこだわる時間とお金があったらそのすべてをオートバイに注ぎ込みたい。その想いは世界のどこへ行っても変わることはない。



誰かの手を煩わせたり面倒をかけることを嫌うKoh. 自分の為に相手の仕事の手を止めさせるなんて悪いじゃないか、と本人は言う。なのでどんなに遠くへ来ようとも、よっぽどの用事が無い限り知人に会いに行ったりはしないのだけれど、今回の旅は親切な方々のご厚意でKohにはめずらしく旅らしい旅になりました。彼自身も本人なりにいろいろ感じることがあったようです。日本にお越しの際はぜひスーサイドにもお立ち寄りくださいね。ありがとうございました!


さあ、世界で一番大好きな場所、スーサイドに帰ろう













Petersen Automotive Museum → Motorcycle Museum






さて、ピーターソン乗り物博物館で興奮しすぎて具合の悪くなったKohを見て同情して下さったのか、ある親切な方が、「もしよかったら坂口さん(Kohのこと)が気に入ってくれると思う場所があるんで明日行ってみませんか?」と誘ってくれた。あまり人に頼ったり馴れ馴れしくすることを嫌うKohですが、今回はめずらしく甘えることにしたみたい。





20170317





翌日、連れて来ていただいた場所がここ。その名も、「二輪車博物館」。博物館にしてはずいぶんと小じんまりとしたところですね、とそれもそのはず、ここは個人が運営している博物館なのだとか。今は亡きお父様が生前に集めていたオートバイ達を娘さん(とは言ってももうお婆ちゃんです)が大切に保管しながら、この博物館を運営するのに必要な入場料を受け取ってオートバイをこよなく愛する人々にお披露目しているのだそう。これだけでも泣けちゃうのだけれど、中を拝見させていただくとこれがもうKohの全身をびりっびりにしびれさせてくれる歴史的にも貴重で素晴らしい歴代のオートバイたちがずら~りと並んでいたのでした。







20170317



20170317






なーのーにー、写真がこんだけ。相変わらず我を忘れて激写していたKohですが、いつもオートバイの全体を撮らずに勉強したい部分だけをアップで撮る。そして自分の研究の為だけの個人的な写真集が出来上がる。で、それらを大切に保存するのかと思いきや、そのほとんどは今どこにあるのかよくわからない。でもKohの頭の中にはしっかりとその構造や知恵は焼きついていて、それは今までのKohのカスタムバイクの随所に垣間見ることが出来る。Koh以外の人達はそこで初めて、ああそういうふうにKohには見えていたのか、と知るのである。2017年を生きるKohだけれど、人間の頭の中っていうのは案外と同じようなことを考えているもので、今挑んでいるKockey(新しいプロジェクトバイクの名前です、念のため)に考えている構想によく似た部品を1920年代の8バルブやピーシューター、そしてKohの頭と心にこの旅一番の稲妻を落としてくれたらしいブリティッシュバイクに発見したりして、本人もとても嬉しそうに笑っていた。製作した人物の有名無名関係なく、当時の何もなかった時代に知恵を出し合い、工夫しながら自分と同じように情熱を持ってオートバイに向き合っていた当時の人々に想いを馳せるようなオートバイの見方をするKohにとって、昨日、今日の博物館を巡る旅は帰国後本当に知恵熱が出るほどに脳みそと心を沸騰させてくれる旅となりました。案内して下さった親切な方に心から感謝します。ありがとうございました。そしてもう少しこの旅は続きます、、、













Chip Foose.







20170316



20170316



20170316





そうそう、次の博物館へ移動する前に書き留めておきたいことがあった。まさかここで見ることになろうとは!気持ちが高まり過ぎて気分が悪くなった原因の一つだと思われる。







20160316



20170316





ねえ、どうしてここまで作り込んでいるのに中がデジタルじゃないんだろう?何か意味があって、あえてのアナログなのかな?何か深い理由があるんだろうか??いや、あるんだよ、きっと。じゃなきゃここだけアナログなんてこと考えられないだろ?何か意図があるんだよね??



うーむ、、、私、フースじゃないから分からない、、、それにしても深いなぁぁぁ、カスタム愛が。











BWL → Petersen Automotive Museum







真夜中にグーグルマップでバーチャルドライブ。みんなが知っていることだけれどアメリカは広い。地図で見れば近くても実際はめっちゃくちゃ遠い。前回もLAXに到着してすぐにレンタカーでサンフランシスコへ移動したときにアメリカの大きさを思い知らされた。まあ、サンフランシスコに行きたいのにどうしてロサンゼルス行きの飛行機を選んだのだろう?という疑問は置いといて、とにかく小さな島国で育った我々には想像もできないほどアメリカという国はでかい。世界のどこへ行っても観光はしないKohですが、今回はめずらしくハーレーダビッドソン博物館へ行きたい、と出発前から言っていた。この旅で一番大切な用件は済ませたし、もうあとはKohの行きたい場所へ行って好きなように過ごせばいい。ご承知の通りハーレーダビッドソン博物館はウィスコンシン州のミルウォーキーにある。だがしかし、ミルウォーキーってどこですの?グーグルマップで確認するとそれはレンタカーで移動するには辛すぎる距離だった。諦めることが大っ嫌いなKohですが、こういうことはすぐにきれいさっぱり諦める。ということで現実的な場所にあったピーターセン乗り物博物館へ。ちょうど「ハーレーダビッドソン対インディアン」がやっているのは知っていた。




20170316






なんだろう?ちっちゃな子がものすごい勢いでたくさんのことを吸収していくように、とんでもない情報量を受け止めきれなくて夜泣きするとか知恵熱を出してしまうとか、例えるならばそれが一番しっくりくる感じ。もはや初老の域に達しているいい年をしたオッサンKohの目が興奮でグルングルン回っている。興奮しすぎて体の具合が悪くなったKohは心と頭を落ち着かせるために一度外に出て水を飲んで休憩しながら、「写真で見ていたものは目の前で見るものとはまったく違うものだったよ。あれは同じものじゃない、違うものだ。写真と本物はまるで違ったんだよ」とか何とか言いながら目を白黒させて座り込んでいた。この人は本当に本当にオートバイが大好きなんだ、、、オートバイを見て感動するKohを見てるこっちが感動してしまう。




20170316





景色や人にまるで興味のないKohは、どこへ行こうが誰と逢おうが記念撮影なんて絶対しないのに(お願いされれば笑顔で応えます)、オートバイの写真だけは気が狂ったように激写する。そしてそれはKohの研究の為だけの資料となるのは昔から変わらない。思い出を残したいわけじゃない、誰かに見せたいわけでもない。ただ自分の研究の為だけの写真達。今回もどれだけの写真を撮ったのかは知らないけれど、その膨大な数であろう写真の中のこの一枚だけをプレゼントしてくれた。このレーサーに一番心惹かれたのか、適当に選んでくれたのかは分からない。いつも通り何にも教えてくれない。でもそれは知ろうとしなくていいんだと思う。


そして思いがけず親切な方の計らいで、次の日にもっと素敵な博物館へ行くことになる。続きはまた今度。






















カウンター

プロフィール

suicideistoms

Author:suicideistoms
Welcome to Suicide Customs Blog

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

Top