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Suicide Customs inc

Category : Buell

ブーエルをぶった切れ





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真夜中にブーエルをぶった切りました。楽しい?と聞いたら、うーんまだそんなに楽しくない!と言っていた(笑) 今からスーサイドは夜食タイムです♪ Kohはタバコ、私はおにぎりとポテチ、DTなんてトーストを2枚も焼いている、、、チーン!焼けたよーいっただきまーす














ブーエルのロアーとトップ






全然進んでないと見せかけて(誰に?)、実は着々と進んでいるブーエルプロジェクト。



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ロアーの試作、と、





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トップの試作。




O和田氏のシート部分が完成したらすぐに削り始めます。











ブーエル




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あまりの暑さに避暑地を探し求めてノラ達もウロチョロ、、、



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淋しがり屋のKohはその中の一匹をピックアップして一緒に眠ってもらう。お気に入りはこの子。



さて、今夜はブーエルのフレームのソケットを削ります。

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今夜は滝ボルオーナーT川氏も近ラーリオーナーK藤氏も偶然揃っちゃって賑やかなスーサイド。
















ブーエルのホイール




仕事へ行こうと自宅で準備をしていると携帯電話が鳴った。



「ねー123-、すっごく欲しいバイクを見つけちゃったんだけどさー、123はどう思う?」



とKohが大興奮している。あーまたですか、という感じ。こういう時は決まってもう買うと決めているんだけどちょっとだけ迷っているとき。迷わないくらい欲しいものは迷わず買う。シューボックスがそうだった。


「いいんじゃない?」 と私はいつも同じ返事をする。仕入れなどをアドバイスすることはあっても、Kohが個人的に欲しがるものに対して今まで一度も反対したことはない。寝る時間も惜しんで365日休みなく真面目に働いて稼いでいるお金だもの、好きに使えばいいと思う。これで子どもでもいれば話は別なんだろーが、幸運(?)なことに私達の間には子どもはいない。それになにより、もう何でも大抵のものは自分で創れちゃうくせして、まーだ欲しいオートバイがあるってことが笑えてしまう。この人はこの先どれだけ大金を稼いでも、きっと、いつまでも半額シールの貼られたパンをかじりながら、欲しいオートバイを見つけては興奮して私に電話をかけてくるんだろうなー、と思うと、私は私達のこの先の人生がとっても楽しみなのである。



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まだ途中だそうですが、ブーエルのホイール。このブーエルの完成も、この先の人生の楽しみの中のひとつ。













過ぎ去った日々





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愛情や想いが目に見えないのと同じで、情熱や執念なんていうものも、持ち続けている本人にしか分からない。この15年間、散々ともに苦労や貧乏をしてきた私ですら、Kohの本当のところなんてちっとも分からないのだ。それにそういうことを分かってもらおうとか分かってもらいたいだとか、そのような類をまったくもって必要としないのがKohという人である。彼はいつだって、「まあ見ててごらん、ボクについてこれば間違いはないから。」 だった。いやいや自信たっぷりに毎度そんなことばっかり言われても、ついていく方はたまったもんじゃない。例えば愛情や想い、情熱や執念が毎朝グラフになっていて、あー今日はそんなに愛してくれているのか、だとか、おー昨日はそんなに真剣だったのですな、なんていうふうに確認出来ればこっちの心も穏やかなのだろーが、残念ながらそんなグラフはどこにも存在はしない。よって、確かめることは不可能、ならばもう一緒に楽しむしかない、がしかし、365日を休みなく働き続ける人と過ごす日々がそんなに楽しいはずもない。

とにかく人付き合いをしない人である。大げさに言えば、123がそばにいればそれでいい、そんな感じ。今でこそ信頼できるスーサイドのスタッフもそこに加わったが、それまでは本当に長い間、黙々と二人ぼっちで過ごしてきた。Kohは全然へっちゃら。むしろ仕事に集中出来て最高だぜーひゃっほー!という具合。私はと言うと、それが居心地の良い日もあれば、人恋しくて淋しくて淋しくて仕方のない日もたくさんあった。


今回、初めてショーに参加した私達。こんなことを書くと何だか下世話な話になってしまうが、参加したショーがスウェーデンというもんのすごーい遠い国での開催だったので、時間もかかったが、お金もそれなりにかかった。ならばやはりここはいっちょ何としてでも優勝したいと思うのが人間の性である。日本からの参加もどうやら私達だけのようだし、よーしここは遠く日本から来たんだぜアピールで着物でも着て目立ってやろうかしら、とか、日の丸の旗をなびかせてみようかな、とか、スーサイドカスタムズの名前を前面に出して世界に名前を知ってもらおう、だとか、私はそんな下衆(ゲス)なことをちょっとだけ考えていた。

が、実際Kohのとった行動は、なーんにもアピールしない、という選択だった。エントリーもオーナーの個人名、スーサイドカスタムズのスの字も表には出さなかった。日本から参加していることも自分たちの、「外見がアジア人」 ということ以外は何もしなかった。私はその勇気ある潔さに、Kohのオートバイに対する愛情も想いも情熱も執念もぜーーんぶ見た気がして心の底から感動した。そしてとても嬉しく誇らしかった。私が下衆(ゲス)なアイデアを練っている間、Kohが一番気にしていたのは滝ボルをどう見せるかとかスーサイドがどう見られるか、ということではなく、自分なりの解釈と尊敬の念を込めて製作したスウェデッシュスタイルチョッパーが、果たして本場の人達に受け入れられるのか、ということだった。「アジア人が俺達の歴史あるスウェディッシュスタイルを猿真似しやがって!」 というような評価だったらどうしよう、というKohの心配は、お世話になったクラブチームのみなさんや会場に来ていた大勢のオートバイをこよなく愛する人々からの温かいメッセージや称賛の声が、きれいさっぱり吹き飛ばしてくれた。その時の、めずらしく目頭を熱くしていたKohは、とても自信に充ち溢れた実にいい顔をしていた。結果として優勝は出来なかったが、私達にとって大変満足した素晴らしい時間となった。



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と、ここまでドキドキハラハラしながらKohに隠れて私はブログを書いている。なぜならば、Kohに見つかったら叱られるからだ。Kohは過去の栄光や過ぎ去った日々をほじくり返して余韻に浸る、という行為をものすごく嫌う。ましてやそれを人に話すなんてことは愚の骨頂だと思っている。なので今更こんなことをブログに書き綴っているのがバレたら、「あのさーそういうつまらんことはしなくていーよ、そういうのを僕が一番嫌うのを知ってるだろ?!」 と雷を落とされる私の可哀想な姿が容易に目に浮かぶ。あー想像するだけで怖い怖い。ではなぜそんな危険を冒してまで書いてるのかというと、本当は帰国してすぐにあの時の様々な感情と想いを書き留めたかったのだが、どうにも頭と心が興奮状態でなかなか抜け出せずにいた。そんなふうだったので冷静になって気持ちを文字に変換することが出来なかったのだ。そして理由はもう一つ、「昨夜無事にスウェーデンから滝ボルが(もちろん「滝ボル」とは書いてなかったが)空港に到着いたしました。」 とメールが届いたから。このメールを読んだ瞬間、あの時の興奮と感動がメラメラと蘇ってしまった。




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というわけで、約一カ月ぶりに日本に帰ってまいりました我らが愛しの滝ボルギーニをこれからセントレア空港まで迎えに行ってきまーす!!!











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Author:izumi
Welcome to Suicide Customs.
This is our little Motorcycle diary.

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