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Suicide Customs inc

 日常の作業や最新パーツを紹介します。

See you in YOKOHAMA.






「世界最速のインディアン」を観ながら、バートが苦労に苦労を重ねてやっと辿り着いた塩湖で、エントリーしてないから出れないよ?と言われて、がびびびびーーーん!となっている彼の慌てっぷりに、こんなことあるう~?と大爆笑していた私達が翌日のムーンのエントリーをし忘れるという大失態をやらかして途方に暮れていたのがつい先月のこと。

2年前?3年前?もう忘れちゃったけど、それくらいから制作を始めて去年のYOKOHAMAに出そうとその時はしっかりとエントリーもして意気揚々と準備していたのに肝心のマシーンが間に合わず撃沈したのが2021年。なんで私達はこんなにもスットコドッコイのスカポンタンなのか、まあ毎回どこのショウに行く時もこんな感じですけど、今回の「エントリーを忘れる」というのは自分達もビックリの出来事で、きっと前夜にバートを笑ったからだ、そうに違いない、と理由をこじつけて落ち込んでいた訳ですけど、やっぱりいるんですねえ、オートバイの神様と仏様と松井様が!幸運にもキャンセル待ちの順番が周ってきて無事YOKOHAMAにtribute john harmanを出展できることになりました。あとはマシーンが間に合うかどうか(うん、ここ一番大事なとこ!) カスタムに時間がかかりすぎちゃう原因のひとつが、シリンダーを作るだけでは満足できない症候群のKohがヘッドも作りたい変態素敵な思考の持ち主だから。




john harman






そして恐るべきことに、このハーマンモーターは借りのモーターで、本番のモーターはまだアメリカにあるの。今からね、日本に送るの。しかも船便。スーサイドに到着予定が11月下旬。冗談みたいなホントの話。こんなことある?あるんですそれが。あれはいつのことだったか。夏の終わりの夜中に興奮するKohが放った一言でtribute john harmanは別のハーマンモーターに載せ替えることになりました。なんでって?もっと素敵なハーマンモーターを見つけちゃったからです。そしてその後、このもっと素敵なハーマンモーターは信じられない数奇な運命を辿ることになります。その話はまた今度。










tribute john harman.





痛恨のミスに途方に暮れた9月も今日で終わり。間に合うか間に合わないかでドキドキしていた頃が懐かしくさえ思える今日この頃ですが、落ち込んでいても仕方がないのでトリビュート ジョン ハーマン プロジェクトを進めます。





john harman




おっと!まさかのまたバラバラになって今度は天に向かってそびえ立っている!




john harman

john harman





「総理大臣とはどういうものか」 との質問に、「溶けた鉄を鋳型に流し込めばそれができる鋳造品ではない」 と答え、「叩かれて、叩かれて、やっと形を成す鍛造品。それが総理というものだ」 と答えたと先日の追悼で初めて聞きましたが、こういう喩えができる人というのはなかなか居ないんじゃないかと個人的にズシーンと胸にくるものがありました。全ての事柄には二面性があって評価も印象もそれぞれでしょうけど、近くで一緒に働いた人にしか分からない真実の姿は確かに存在したと思います。





john harman



john harman




疲れすぎて、いつもの目力を失っている(笑) 








The World's Fastest Indian.





つい2日前の夜、何の気なしに映画 「世界最速のインディアン」 を観た。もう何度も観ているけれど、オートバイに携わる人ならきっと誰しもが自分と重ねちゃったりなんかして感動もひとしおだろう。その夜の私達もそうだった。次から次へとバートマンローを襲う冗談みたいな試練を観ながら、2016年のAMDでエントリーが完了して綺麗にバイクが並ぶ会場の片隅でサンダーを使って火花を散らしながらランブルレーサーを完成させ受付終了前日の夜に会場の駐車場でエンジンを掛け走る姿をビデオに撮って提出しギリギリセーフでエントリーしたあの日や、2019年のスタージスで飛行機に載せる一週間前にガソリンが引火してエンジンが丸焦げになったあの夜なんかを想い出しながら、大笑いして映画を楽しんだ。翌日にあのバートマンローも引っくり返るくらいの試練がKohに訪れることなど知りもせず。あの夜の呑気な私達に言ってあげたい。「あんた達、今笑ってるけど明日おんなじことがあんた達に起こるよ!」 と。ちーん


今までだってスムーズに事が運んだことなど一度もナイ。だけど、だけど、、、今回のことも12月の最初の日曜日が過ぎれば笑っちゃう想い出に変わりますように。変わるのか?!オートバイの神様、仏様、松井様、宜しくお願いします。



Herbert James Munro



映画の中の度重なるMunroの試練を笑ったからか、この写真を見ると Munroから 「バーカ!」 と私達が笑われているような気がしてならない、、、嗚呼、、、











gearboxes...




スーサイドの片隅にあったプリズムアンティークスは、もういっこの方の新しいスーサイド(通称オートバイの森、またの名を自慢箱。名付け親はKヨノッチ)に引っ越しちゃったので、前よりは少しだけ暮らしやすくなったKohの部屋。本棚に並んでいる写真集やマガジンは昔アメリカやドイツ、カナダにバイクを見に行った帰り道に買い漁った大切なKohの宝物で、飛行機に乗るときに重量オーバーで追加料金を支払わないと飛行機乗れないよ?と注意を受けて、貧乏だったKoh青年は私物を空港のゴミ箱に捨てて本だけをバックパックに詰め込んで持って帰ってきた、という想い出の本たち。素敵なものをつくるには素敵なものに囲まれている必要があるんだよ、とはKohの長年の常套句で、その言葉通りに暮らしている訳ですが、ある日、朝起きると部屋中にギアボックスが転がっていて、ついでに夜中ギアボックスと格闘していたであろうと思われるKohも床に転がっていた。さて、ここで問題です。Kohはこの写真の中のどこにいるでしょーか!




john harman




スーサイドを始めてからずっとコンクリートの床の上で寝てきた。夏の日も冬の日も真冬の日も。コンクリートって体中の体温を持って行かれて翌朝しびれるほど体が冷たくなって目が覚めるんですけど、それは苦労でもあったけれど幸せな日々でもあった。私はよく逢う人逢う人に、私達はコンクリートの上で寝てるんだよと自虐ネタにしていたので、ドイツで出会ったイギリス人73歳の大親友グラハムも知っていて、「いずみよ、もうベッドは買ってもらったか?」 と毎回聞いてくるので、「グラハム!私達はとうとうベッドを手に入れたよ!」 と先日報告したら、「テディベアじゃなくてギアボックスがたくさんベッドの周りにあるんだね!日本だからテディベアじゃなくてパンダか?わっはっは!」 と返事が来た。いやいやパンダって日本じゃないし、そもそもそれって完全アウトなアジアンヘイトじゃないの?とKohと一緒に大笑いしたんだけど、それにしてもKohが、「早くバイクを完成させてドイツに持っていかないとグラハムが死んじゃう!(高齢だから)」と、こっちもこっちで失礼なことばっかり言っていて、今日もこんなふうに過ごすことができて、このくだらなくて愛すべき毎日に感謝しなくてはいけないなあ、と思ったのでした。ちゃんちゃん!








suicide philosophy.




横ハーマンと名前を付けて12月の完成を目指していたのが2021年。気が付いたら2021年なんてとっくの昔に過ぎ去って今は2022年の9月になりました。「明日ローリングにするぜ!」の台詞から半年近く経ったかしら。今朝、やっとローリングになっていた。どんだけ時間かけて作ってんの?は深い暗黙の中の禁句。



20220912





ここんところタンク制作に集中していて例の怒りのスイッチ?不機嫌の時限爆弾?怒り狂う地雷?がスーサイドのいたるところにトラップしてあるから踏まないように歩くのが大変だった。昔はね、もう本当に怒ってばかりいたから怖くて怖くて、その怒りがいつのタイミングで頂点に達するのか誰にも分からなくて冷や冷やしながらみんなが工場の中で息を潜めて気配を消しながら働いていた訳ですけど、(昭和の話じゃないよ平成ね、そんで今は令和ね) それでね、ある日調べたんです。怒りについて。怒りってそもそも何だろう?何の為に怒りは存在するんだろう?Kohはどうしていつも怒っているんだろう?調べていくうちに自分なりの怒りの答えを見つけました。
怒りは何よりも強い力になるんだって。喜びや幸せよりも強い力に変えられるのが怒りだって。ただ、その怒りの方向を自分に向けるか、自分以外の誰かに向けるかの問題が残るけど、Kohの場合は人にぶつけてるようでいて実は自分に向けているのが理解できたんですね。それからというものKohを 「わざと怒らせてみる」 という荒治療に出るわけですが(私が)、そうすることによって本人ももっと怒りを爆発させてそれが本人の力となって良いものが生まれる、というまさかのスーサイドフィロソフィーが出来上がりました。もちろんKohに対しての大きな尊敬と愛を持って、というのは大前提での話。



john harman




Kohの怒りが大爆発して完成間近となったタンク。これがものすごーく素敵なタンクで二層構造になっている。ガスタンクと見せかけて実はオイルタンクなんだよーん、というユニークな構造。分割になっていてガソリンとオイルが半分ずつ入る仕組みなんですが、右と左で分割ではなく上と下で分割されているんです。上がガソリンだったか下がオイルだったか忘れましたが、そんな感じ。そしてデザインも今までKohの作ってきたものとは少し違うデザインのようで本人曰く、日本を意識したデザインにしたそうです。







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