fc2ブログ

Suicide Customs inc

 日常の作業や最新パーツを紹介します。

月の瞳たち





横ハーマンが絶望的に間に合わないことに気づいてからも真剣に取り組む姿勢は変えなかったから諦めているようには全然見えなかったけれど、前日の夜にもまだフレームを制作しているKohが、「やっぱさー、フルスクラッチビルドでバイク作るのって時間かかるよねー!」と言っていた。ま、まあそーだよね、、、ということで今回は残念だったけどまた来年を目指します。何か主催者側に悪いことしちゃったよねえ、、、と私がボソッとつぶやいたら、「なーにが悪いんだよ?俺はね、主催者に敬意を込めて作ってんの。何としても持って行こうとして本当はもっとこうしたいけどまあ仕方ないよね時間ないし、て方がよっぽど失礼だろ!」と叱られた。ごもっとも。




yokoharman




最近のいろんなことを言葉にしたいんだけど、なんていうか、言葉にならないといいますか、たくさんのことを思ったり考えたり、ふたりでXLCRに乗ったり、そんな12月を過ごしています。










横ハーマン triple trees





唐突ですが私は怠け者である。絶望的に朝が弱いし、時間にルーズだし、約束事が苦手。Kohとは正反対な性質なので、Kohにイライラされることが多い。そんな私が重要な仕事を任されることが稀にある。こういうときは本当に憂鬱であるし、逃げ出したくなる。失敗すればKohのしつこすぎる嫌味と雷が私にドッカーンと落っこちるからだ。そして先日、その私が恐れている重要な仕事を任された。やり取りはすべて英語である。英語の出来ない私にとってはもはや苦行でしかないが、給料を貰っている以上は絶対にやり遂げなければならない。賢い人ならば30分もかからないような仕事に私は何時間もかける、というかかかる。自信がないので慎重になりすぎて、ただでさえ遅い仕事が余計に時間がかかるのである。そしてそれにイラつかれる。嗚呼、これぞ悪循環。



tech cycle


そしてその私の悪循環が結果として無事に果たされた瞬間、心の底から安堵する。その瞬間がこの日だった。tech cycle、そしてFedex、有り難う。thank you so much. 






triple



さて、横ハーマンのトリプルツリーが完成しました。勘のいい人ならこのマシーンの名前からして何を目指して制作しているのか察しがついていらっしゃると思いますが、今日はね、もう11月20日なの。



triple



横ハーマン用のヘッドライトはもうすでに用意してあったんだけど、フロントフォークをギリギリのナローに設計して制作したもんだから準備してあったヘッドライトがフォークの間に入らない、という悪夢がここに来て発覚。がびびびーーーん
Kohが困った顔で笑いながら両腕を頭の後ろに抱え込んで、「これ、もう絶対間に合わないじゃーん」と私を見る。まあ、なんていうか、ド素人の私の目から見ても、うーん、ちょっと、、、間に合うようには見えない、、、かも?
がしかし、本人曰くまだ諦めてはいないらしい。でも、まぁこんなもんでいっかーというようなものは持っていかない、というのは自分の中のフィロソフィーであるらしいので完成していないものを無理やり持ち込むことはしないようだ。今までも余裕のよっちゃんで制作したマシーンはたったの一台だってないので、こういう状況には慣れっこですけど、正直何台目でも慣れませんね、こういう状況には。

というわけで、やれるところまでは諦めずにやり続けます。









横ハーマン triple trees.






triple


triple




これは下側の部分のトリプル。今から穴をあけます。




triple




triple




そしてこれは上側のトリプル。Kohが「ビレットの部品ばっかり載せてたら機械加工しか出来ない奴だと思われそうで嫌だなァ。本当は板金も溶接もウマイのにさ」と言ってきた。そう?確かに機械が全部削ってくれてるけど、その機械だってKohが動かさなければそこに佇むだけのただの大きな機械なわけで。夜眠る前に素敵な部品を思いついて、そのまま眠って朝起きたら頭の中に描いた部品を機械が削って作ってくれていたら、それは正しく機械が作ってくれた部品だけど、今のところそんなに気の効いたことをしてくれる機械は世の中には存在しない。機械は素晴らしいものを削り出してくれはするけれど、その機械が削ってくれているアルミや鉄以上に人生を削らないことには機械は動いてくれない。今年で46マグナムになってもまだなお半額シールのパンをかじりボロの服を着て、清水の舞台から3度も真っ逆さまに落ちながら機械を買って猛勉強を続ける。人の手を動かして時間をかけて作る部品も素敵だけれど、人の手では到底作り出せないものを21世紀のテクノロジーを駆使して作るあなたの部品にもハンドメイドと同じだけの、いや、もしかしたらそれ以上の愛と魂と浪漫を感じることが出来るかもよ。












横ハーマン front wheel.rotor mount.break...俺は月から、私は星から。






「俺と一緒に空を見てくれ!コロナが本当に終わるんだ!それをふたりで一緒に見届けよう!」




rotor mount




あんまりKohが騒ぐからスーサイドの外へ出て夜空を一緒に見上げた。秋の空は透き通っていて、いつもより綺麗な星が並んでる。で、ところで何が見えるの?「ほら見てよ!このおびただしい飛行機の数を!!あっちにも!こっちにも!!ここ二年くらい飛行機なんて全然飛んでなかったのに!いよいよ世界が元に戻っていくんだな!」 夜空に瞬く星よりも瞳を輝かせながら嬉しそうなKoh. 




rotor mount




う、うん、でもあれは飛行機じゃなくて残念ながら星だよ?と私が言うと、「うそだー!?そんなわけない!いくらなんでもあれは飛行機だろ?」 うーーーん、あれはね、オリオン座だよ、まさかオリオン座知らないの?




break




「えーーーーーー!?じゃあこっちは?さすがにこっちは飛行機だよね?だってすごい光ってるよ?」 ああ、うん、確かに光ってるね、でもこっちも星。星ってねキラキラ光るんだよ知らないの?





front wheel




「全然知らなかった」 がっくり肩を下ろしてスーサイドに戻っていくKohを見ながら私の方がガックリきた秋の夜長。先月46マグナムになったKohが星が瞬くことも知らないことに驚いた。そんなこと知らなくてもこんなに素敵なバイクの部品が作れるんだから、まあいっか。あなたの作る部品たちの方が夜空に瞬く星よりも私には輝いて見えるよ!うん!!
青い色を付けてある部分がバルブの穴が真っ直ぐに開いているスポーク。Kohの深いオートバイ愛と同じくらい真っ直ぐな真っ直ぐなバルブの深い穴。その深い穴に時々落ちる私。








横ハーマン front wheel.




front wheel


front wheel


front wheel


front wheel





front wheel




「俺はね、本物のメロンなんかよりもメロンパンの方が好きなんだー!」と言い切る食のセンスの欠片もない人が作るフロントホイールとローターとブレーキってどんなのが出来るんだろう?そっちの方のセンスは大丈夫なのか?と興味をそそられる。そんな11月、、、え?もう11月?うっそーーーん












カウンター

プロフィール

suicideistoms

Author:suicideistoms
Welcome to Suicide Customs Blog

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

Top