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Suicide Customs inc

 日常の作業や最新パーツを紹介します。

Life is full of such things.






20240503


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私達は2月、10日間アメリカへ行き、7日間日本へ戻り働き、また10日間アメリカへ行っていました。随分と時間が経ってしまいましたが、まずはミズーリ州セントルイスで開催されたサイクルショウケースでの素晴らしい出来事をここに書き綴ろうと思います。もしよかったら私達のモーターサイクルダイヤリーズにお付き合い下さい。



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セントルイスは、子どもの頃に大好きだったトムソーヤの冒険で知ったミシシッピ川の流れる美しい街でした。







It's time to close the book you've been reading and turn a new page...




We have decided to continue this adventure as our friends lead us. First, I'll be waiting for you all at the @cycle.showcase and @mamatriedshow in February!!


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さて、ようやく2024年に追いつきました。私達の新しい年は、今度は2人っきりでアメリカに同棲中のSPEED STERとTRIBUTE HARMANを迎えに行って、2月にミズーリ州のセントルイスで開催される@cycle.showcaseと、ウィスコンシン州のミルウォーキーで開催の@mamatriedshowにお招きいただいているので、そこに向かってレッツラゴー!を合言葉に始まりました。

私達、というよりも、今までKohは大袈裟でもなく、格好付けでもなく、ただ純粋に、そして真剣に、自分探しの旅を続けてきました。自分探しというのは精神的なことではなくて、自分の創るものを受け入れて評価してくれる国、人、文化を探す旅。けれど、どこの国の誰の評価でも欲しいわけじゃなかった。こう書くと生意気に聞こえるかもしれませんが、Koh自身が尊敬できるものつくりをしている国、人、文化に認めてもらいたい、それがKohの中での絶対の条件でした。

自分の制作したカスタムバイクと共に初めて旅をしたのは、あれは忘れもしない2014年。そこからKohの出来る限りの挑戦は続いて、あっという間に10年の時間が流れました。その間、Kohは酷く頑固で神経質でしたし、理不尽な言葉を怒涛のように浴びせ、些細なことで何日も怒り狂ったりしました。もう伊達君も私も何のために何をやっているのか分からなくなって毎日のように途方に暮れました。Kohに協力したいのに、それをいつも全身で撥ね避けようとするKohの姿勢に苦しむ出来事が多かったように思います。それじゃあKohが自身の自己満足のためにこの10年を費やしてきたのか?というとそれもまるで違っていて、彼は彼で、伊達君と私の経済的な自立と社会的に保障された生活を守る為に必死だった、という言葉が一番正しい表現だと思います。



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それが2020年ごろから少しずつ変化していきました。コロナの大流行で国境を越えることが出来なくなったからです。それから約3年の間、世界は静まりかえり、私達の生活も静かになりました。世界中で悲しいことや辛いことが続いて誰もが疲れていましたが、Kohの長年ブクブクと沸騰し続けていた脳みそも冷えたように見えました。冷静になった脳みそと穏やかになった心がトリビュート ハーマンを完成させて、いろんなタイミングが一致して私達はトリビュート ハーマンと共にアメリカへ渡り、そこでKohは自分でも想像もしていなかった出来事をスタージスで体験しました。そうしたらどうなったのか。もっと欲が出たのか?実際はその真逆で、自分の制作したカスタムバイクを見つけてくれて、自分の創ったものを必要としてくれる人々からのリクエストに答えながら旅を続けることにしたのです。これが私達の2024年の始まりです。









Thank you all !!




See you in February 2024 at the Cycle Showcase in St. Louis, Missouri and the Mama Triede Motorcycle Show in Milwaukee, Wisconsin !!


というわけで、想い出はどれだけでも頭と心に浮かぶけれど、そろそろこの辺で2023年を締めくくろうと思います。Kohはスーサイドを始めてから何年経ったとか、何周年記念とか、そういうことが嫌いですし、私もあんまりそういうのはどっちでもいいんですけど、それでもやっぱり2023年を想うとき、これまでの日々が頭の中に鮮明に蘇ります。

長い年月の間、Kohと伊達君と私の3人で家族よりも家族のように、もしかしたら家族以上に一緒に過ごしてきた。他の誰にも理解できないような複雑で困難な日々を共に過ごしてきました。20代のすべてをオートバイに捧げた伊達君、そしてオートバイに夢中だった20代のKohは、もうすぐ50代になります。その時、その時に、それぞれが自分の出来ることを精一杯やったし、やらなくちゃいけないことを精一杯やってきました。そしていつも、それぞれがそれぞれの方法と表現だったけれど、誠実で純粋だった。そのすべてが正しかったんだよ、とオートバイの神様に言われたような一年でした。



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Photo. Onno


そして、途中でコロナが流行したり、私達の仕事が間に合わなかったりで、現地集合の約束をすっぽかされながら4年間もアメリカで待っていてくれた次のプロジェクトバイクのクライアントYAYU氏にも感謝します。ほんとめんご。



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Photo. Michael lichter


2024年は2月からミズーリ州のセントルイスでサイクルショウケース、その後のウィスコンシン州のミルウォーキーでママトライドからスタートして、それから自分達はどこへ行くのか、どんな人に出逢うのか、まだ想像もつかないけれど、これまで通り自分達のやれることを精一杯やり、やらなくてはいけないことを精一杯やりながら、誠実に純粋に、オートバイに感謝しながら過ごしたいと思います。2023年もKohに協力してくれた皆さん、Kohの性質と仕事を理解し、知恵と技術と経験を分け与えてくださった皆さん、有り難うございました!










Chris & Bug



This happened on December 6. 2023.


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When Chris & Bug asked me if I could go to Suicide Customs, I said yes, of course, but I was surprised that guys actually came. It's easy to say it, but it's difficult to actually take action. We know how difficult it is to go on an adventure in a country with a different language & culture, so we are truly grateful to them.
It's really wonderful today that motorcycles let me meet you guys. I think Koh gained confidence after meeting Chris. Thank you!! And I found my American daughter, Buggggg, it's about you!!!


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YOKOHAMAで、「ねえ、スーサイドに行きたいんだけど行ってもいい?」 と彼等に聞かれた。もちろん、いーよ!と答えたけれど、きっと実現するのは難しいだろうなと私は思っていました。
Kohはどこの国へ行くにも、誰に逢いに行くにも、他の誰かの力を借りずに自力で行こうとするし、これまで本当にそれを実行してきた。言葉も文化も違う見知らぬ国で、コーディネートしてくれる人もいない環境で目的地に到着することの難しさを私達も散々経験してきたから分かるんです。そんなことを想いながら、あー昨日は楽しかったなー、次はどこでいつ逢えるんだろう?と考えていたら一通のメールが。「明日の新幹線のチケット取ったよ!名古屋駅に朝7時50分に着くけど迎えに来れる?」 とChrisからだった!!うっそーん そんなことある??!?
朝が絶望的に弱い私だけど、ここは頑張るところである。100億%約束を守るKohに朝6時に叩き起こしてもらって名古屋駅に向かった。そしたら2人がニコニコしながら到着した。私達は一昨日逢ったばっかりだったけれど100年ぶりの再会のように飛びついて喜びました。今日の夕方には羽田からN.Y行きの飛行機に乗らなくちゃいけないのに、ショウで大勢の人に会って神経も使ってクタクタだっただろうに。なんか泣けた。


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まずはスーサイドの工場の中を案内した。Kohがウィールなどの大型の部品を削る時に使用するOKUMAのM560-VにChrisが興奮してギーク魂が爆発していた。Kohも 「OKUMAの品番を暗記してる人に俺は初めて逢ったよ!」 と鼻の穴をまん丸に広げてヲタク魂を爆発させていた。とにかくこの2人は何でも自分で作りたい症候群で、ただ単純に話が合うんだと思う。こんな友情がKohの許に訪れてくれる日が来るなんて。こんなに気の合う友達が、まさかN.Yにいたなんて。遠すぎて気づかなかった。



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2人が帰る時間になる頃には2人のことが前よりももっともっと大好きになっていて、バイバイするのが一昨日のバイバイよりも淋しかった。Koh曰く、Chrisから創り出されるカスタムバイクは他の素晴らしいカスタムバイクが霞むほど群を抜いて優れているのだと言う。そんな素晴らしい人が、まさか自分を訪ねて自力でこんな所まで逢いに来てくれたことが本当に嬉しかったと言っていた。今日の出来事にKohがどれだけ励まされただろう。そしてBug, あなたに逢えて本当に幸せ。ありがとね。可愛くて優しくて面白くて大好き。

私達は2024年の2月にウィスコンシン州で開催されるMama Tried Motorcycle Showで再会する約束をして笑顔でハグをした。なぜなら、スピードスターとトリビュートハーマンが招待されているからです。










2023 HRCS...CT Newman



This happened on December 2, 2023.


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A bolt of lightning struck Koh's brain. The real thing was many times more amazing than what I saw on social media or in magazines. The more CT Newman heard about the structure, the more Koh's brain started spinning and steam came out of his head. That ignited Koh's motivation.


2023年のムーンアイズのショウに大大大好きな友人と、その友人が制作したカスタムバイクが来ると聞いて、その30分のためだけに往復4時間かけてYOKOHAMAまで行ってきました。新幹線に乗っている間ずーーーっと、「ねえ、この新幹線ちょっと遅くない?」 と30回くらい質問してくるので、「あのね、これ以上速く走ったら空飛んじゃうよ?」 と30回くらい答えて、やっとYOKOHAMAに到着した。私などは寝ぼけ眼で外の景色をボケ~と何時間でも見ていられるが(それなのに、どこに富士山があるのか見つけられなかった自分が自分で信じられない)、せっかちでじっとしているのが苦手なKohは本当に気の毒だなぁと思う。

ところで、そんなことよりも困ったことが起きた。新幹線を下りてから会場に行くまでの電車の乗換えなどが全く分からない。人に頼ることが嫌いなKohをほっといて、いつでもどこでもすぐに人に頼る私が、優しそうなヤングカップルを選んで聞いてみたら、なななんと会場のある駅まで案内してくれた。切符を買う時に、「ドゥ ユー ハバ キャッシュ?」 と聞かれて、「YES」 とKohが答えていた。もう完全に外国人だと思われている。こうなると、もはや日本語を話すのが気まずくなる。ここはもう最後まで海外から来たツーリストを演じきらないと、この親切で優しいヤングカップルをガックリさせてしまう、、、と変てこな気持ちのまま 「サンキュー!」と言って別れたあとに、しみじみと日本人って本当に親切なんだなと感動した。


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会場で再会した私達は飛び上がるほど喜んで、そして彼のカスタムバイクを見て唸った。今まで散々SNSやバイク雑誌などで見てきた。そのたびにKohが、「おい、N.Yに天才がいるぞ!」 と何度も言っていた。けれど実物はもっと凄かったし、クリスに構造を聞けば聞くほど、「ちょっと正気の定じゃないぞ!頭がイカレテルとしか言いようがない!」 と鳥肌をたてて汗をかいていた。そしてクリスの年齢を聞いて愕然としていた。自分よりも若い人が、しかもカスタムバイクを作り始めて3台目でこれを創ってしまう人が目の前に現れたことが衝撃だったらしい。はっきり言ってちょっと落ち込んでいるように見えたし、Koh本人も、「正直言って俺はショックを受けた」 と言っていた。


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もうオタク談義は止まらない止められない。Chrisの長年のパートナーBUGと私も一年ぶりの女子会を開いて大いに盛り上がった。盛り上がりすぎて隣のブースにはみ出しまくっていた。そんな私達を眺めながら苦笑いしている人こそが、Kohが2019年のスタージスでボロ負けしたヴィンテージテクノロジーズのホークだった。クリスが、「Kohのこと知ってる?」 と紹介しようとしてくれた。するとホークの方から、「よーく知ってるよ、今年のキング オブ スタージスでしょ?」 と帽子を取って胸の前で手をくるくると回しながらお辞儀をするので私達は爆笑して2019年の思い出話を少ししながら良い時間を過ごしました。


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どの世界にも上には上がいる。それを思い知らされた時間であったし、彼等との再会と彼等の制作したカスタムバイクはKohの脳天に稲妻を落とした。帰り道、あと二駅行けば横浜中華街があるのに、わざわざ日本中に1000店舗くらいある中華料理屋でケチャップ味の天津販をご馳走してもらいながら興奮冷めやらぬKohが翌日もスーサイドの近所で天津販をご馳走してくれて、二日連続の天津販を食べながら、Kohの頭の中がどれくらいコンフューズしているのかと想像したら笑えたし、幸せだった。

そしてこの二日後、もっと興奮することがKohを待っていました。その話はまた今度!








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Author:izumi
Welcome to Suicide Customs.
This is our little Motorcycle diary.

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